ISOの内部監査チェックリストは、多くの企業が時間と手間をかけ、入念に作成するものです。
内部監査は、ISO取得認定の要求事項に定められているとおり、継続的に企業が提供する製品やサービスの質を改善し、継続することを目標に行われます。
ISO内部監査チェックリストは、内部監査の漏れを防ぐと同時に、効果的に内部監査を実施するために作成されます。
ISO内部監査チェックリストを作成する際に重要なのは、あらかじめ、「何を」「どのように」点検するかを明確に決めておくという点でしょう。
ISO内部監査チェックリストは、内部監査終了後にはそのまま監査記録としてファイルすることができます。
したがって、ISO規格では内部監査チェックリストの作成は義務付けられていないにもかかわらず、多くの企業で内部監査チェックリストを作成したり、業者から購入したりしているわけです。
ISO内部監査チェックリストは、内部監査のマンネリ化を防ぐためにも、常に改良を重ねる必要があります。
ISO内部監査チェック項目も、ISO規格に定められていることをそのまま項目にするのではなく、個々の企業の体質に合わせ、改良していかなければなりません。
また、ISO内部監査チェックリストでは、システムや手順の確認だけではなく、顧客の満足度や製品の売れ行き、クレームの数などを同時に記録することが望ましいでしょう。
システムの不良や、クレームの増加が確認された場合は、必ず原因を追究するように心がけることも、きわめて重要なポイントです。