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ISO9001規格要求事項の具体的解説

現在、ISO9001の取得を目指す企業の数は、毎年6,000以上にも上ります。

ISO9001が企業に要求しているのは、その企業が顧客に提供する品質やサービスの保証、顧客の満足度の重視、企業内のシステムの継続的改善です。

具体的には、企業が提供する製品やサービスを実現する過程、その過程や責任者、監督者、担当者など、それに従事する人々や方法などを文書にして明確にすること、経営者や責任者の責任の範囲、それに加えて、その製品やサービスに従事する人たちすべての力量などが要求されます。

2001年版のISO9001は、各取得企業に自由度がたくさん与えられています。

ISO9001の審査では、会社の品質についての方法・方針は、具体的に指定していません。
また、会社の経営について、具体的な数値も定められてもいません。

それぞれの企業組織が、自らと向き合い、個々の企業に適した経営方針や目標を定め、実行することをもって、ISO9001の規格要求事項を満たしていると認められます。

ISO9001の品質マネージメントシステムの一般的要求事項は、下記のように分類できます。

①品質マネージメントシステムに必要な過程の明確化
②①の過程の連鎖と相互作用を確定
③①の過程の効果的運営と、それを管理するにおいての基準と手段を確定
④①の過程を実行するための運営と、監視を支援するために必要な情報を入手し、利用する容易性を確保すること
⑤ ①の過程を測定、監視し、分析することによって計画された成果と継続的な改善を達成するために必要な活動を実行すること