スポンサード リンク

ISO9001規格要求事項の基礎知識

ISOとは、「International Organization for Standardization(国際標準化機構)」の略称で、「アイ・エス・オー」「アイソ」「イソ」などと呼ばれる製品品質マネジメントシステムの国際規格を定める非政府組織です。

ISOには、現在、世界で約140国が加盟し、国際標準規格を定めています。

現在、ISO9001の世界登録は 約90万件にのぼり、登録数の第1位は中国が占めています。
第2位がイタリアで、日本はそれに続いて第3位の位置にいます。

ISO9001は、サービスや製品を消費者や顧客へ提供する上で関係のある、資源、生産、製造、流通、作業などの要素を管理するための国際ルールです。

つまり、企業が、自らがどのような品質・サービスを提供していくかの方針を明確に定め、それを維持するために常に改善を続ける仕組みを構築するためには、ISO9001に準拠した品質マネジメントシステムが不可欠なわけです。

ISO9001には、きちんとした品質方針を取り決め、業務内容を文書にして明らかにし、記録し、定期的にチェックするといった、製品を管理する上で大切な要素がたくさん盛り込まれています。

現在、企業イメージを向上させたり、顧客に製品を選ぶ際のひとつのきっかけを提供したり、また、自社の製品の品質管理システムの向上を目指すために、ISO9001認証を取得する企業が増えています。

ISO9001規格は、一般的に品質マネジメントの規格として上げられ、要求規格としての認証登録の対象になります。

ISO9001で規定されている要求事項には、次のような内容が盛り込まれています。

○ 顧客要求事項ならびに適用される規格要求事項を満たした製品を、一貫して提供できる能力を有することを実証しなければならない。

○ 品質マネジメントシステムの継続的改善のプロセスを含むシステムの効果的な適用、ならびに顧客要求事項及び適用される規制要求事項への適合の保証を通して、顧客満足度を向上させる。